大会終了。






ロ「ところで、どうやって賞品を渡されるのかしら」

ナ「そうねェ…伝書鳥が持っている様子もないし」

ヒ「てか、本当に景品なんてあるの??」

そう話し合っていると、見張り台に居るゾロが口を開いた。

ゾ「おい、島が見えるぞ」

ル「上陸だー!」

ナ「そうね、どうせ何も手がかりないし、急ぐ用もないもの。行ってみましょ」

ヒ「取り舵いっぱーい!」

そういえばと、ロビンが船を見渡してみると、伝書鳥の姿はなくなっていた。



島に着くと、老人が一人、岸辺に立っていた。

「よくいらっしゃいました、伝書鳥が帰ってきた時間から、着く頃だと思っておりました」

ロ「やっぱり、あの伝書鳥はこの島へ帰って行っていたのね」

チ「け、景品くれんのかー!!?」

「ええ、それは勿論」

ヒ「何をくれるの??」

「お好きな物を」

『…はい?』

「お好きな物を言ってくだされば、取り揃えられる範囲で、お渡しいたします」

ウ「どういうこった、そりゃあ!?」

ゾ「随分と無謀なんじゃねェか?」

チ「すっげェ〜!!何でもいいのか!!?」

「ええ。村人達全体で気まぐれにやっているものですから。一年に一度ですし」

サ「つまり、村人の道楽ってことか」

ナ「金よ、ルフィ!!金を頼むのよっっ!!」

目をベリーにしてナミはルフィの肩をぶんぶん揺さぶる。

ルフィはんー、と唸ってから言った。

「…要らねェ!」

「「「「「「「はァ!!?」」」」」」」(ルフィ・ロビン以外)

ウ「要らねェ、ってルフィ、言ってる意味分かってんのか?」

ル「あァ、分かってる」

ヒ「せっかくくれるって言ってるのに、何も!!?」

ル「あァ、何も」

ゾ「まァた、奇抜な事考える奴だぜ」

サ「まったくだ」

「おれは、好きなモンは自分で手に入れるんだ!!人に貰ったらつまんねェだろ?」

ルフィはそう胸を張って言うと、しししっと笑って見せた。

ゾ「…ま、それもそうだけどな」

サ「核心つきやがる」

ウ「お、おれは別に人から貰っても嬉しいけどな!」

ル「よっしゃァ!!そんじゃ行くか!おっさん、何も貰わなかったけどありがとな!!
  ――野郎共!出航だァ!!!」




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長かった…!!
逆ハーって苦手です;;
どうしてもヒロインの影が薄くなって、これホントに夢小説か?って感じになっちゃいます(泣)
しかも人数増えると台詞ばっかになっちゃうし;;
ルフィオチにしたかったけど上手くいかなかった;;とほほ;;

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