校門が見えてきた時、同時に快斗の姿も目に入った。

快斗、って声かけようとしたら、可愛いって評判の子に呼ばれて快斗がついてくのが分かった。

快斗、モテるもんね…

お調子者でイタズラ好きだけど、顔はいいし性格も明るいから、快斗はよくモテる。

そんなの青子が一番よく知ってる。

いつも快斗が困ったようにして断ってることも。

好きな人がいるんだって。

この前、快斗が断る時に言ってた。

いわゆる盗み聞き。

もしかして、なんて希望持てるほど青子が魅力的じゃないって、分かってる。

だからこそ、今回こそ快斗がOKしちゃうんじゃ、って不安で、途中までつけちゃった。

HR始まっちゃうし、快斗より先に教室居ないとばれちゃうから内容は全然聞けなかったけど。

HRに遅れて快斗が教室に入ってきた。

不安を胸に抱えているのを隠しながら、明るく快斗に訊いてみる。

そしたら、「断ったよ」って返ってきた。

その言葉に、青子はすっごく安心して、快斗に軽口を叩く。

「快斗にはもったいなさすぎるもん」

そう。

あんなに可愛い子、快斗にはもったいなさすぎる。

青子くらいが丁度いいんだから。




幼なじみで、快斗のことを一番よく知ってる。


ここは青子の指定席。




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青子サイドはあとがきみたいなもので、さらっと書きました。
快×青でそれぞれのサイドに分けて書くのが好きらしいです、水乃。
それぞれの考え方のすれ違いが可愛い二人v
快斗はきっと青子に気がある男子にはそれとなく牽制してると思うんですよvv
青子と仲いいトコ見せたりvv
青子はそういうとこ鈍くてほっといてるから快斗には女子がまとわりついてくるってことですねvv




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